2018年4月25日 10時42分27秒
テーマ:空き家
もし、あなたが空き家を所有していて、忙しくてあまり様子を見に行けないという場合、もしかしたらあなたの空き家はネズミの砦になっているかも知れません。
人が実際に住んでいる家でも、ネズミの被害というのは深刻な問題に発展するケースがあります。ましてや、人が住んでいない空き家はネズミにとっては天国のような環境です。
「たかがネズミだろ?」と侮ってはいけません。空き家をしっかり管理していないと大損をしてしまうかも?
ここでは空き家のネズミ対策をどうすればいいのかという事や、ネズミを放置してしまった場合の被害などについて説明していきたいと思います。
ネズミは決して体は大きくなく、猫やカラス、そして人など外敵が多い生き物です。
彼らは安全に外敵から身を隠せ、寒さをしのげる場所を探します。そんなネズミにとって空き家はまさに天国と言って良いでしょう。
外よりは暖かい。人が住んでいない。隠れる場所が多い。外敵が侵入しずらい。
空き家はネズミにとってこの上ない環境が整っているのです。
「ネズミくらい可愛いもんだ!使っていない空き家なんだし、別に良いよ。」とネズミを放置してしまった場合どうなってしまうのでしょうか?
空き家を管理するプロの目線から言わせて頂くと「空き家のネズミを放置したらかなりの被害が出る!」という事は認識して頂きたいと思います。以下、空き家のネズミを放置してしまった場合の被害を簡単に説明していきますね。
ネズミは一生歯が伸び続けるため、何かをかじって長さを調整する習性があります。
空き家にネズミが住みついてしまった場合、まず狙われるのが電気回線です。配電盤や壁の裏、屋根裏などに張り巡らされた電気回線はネズミにとってはちょうど良いサイズです。ガリガリとかじられてしまうと、空き家の電気系統が機能しなくなってしまいますし、修理の為には思わぬ高額な費用がかかる事も。
家の柱もネズミの餌食になる可能性があります。ちょっとネズミにかじられた痕がある柱なんてイヤですよね。いざ、空き家を売るという事になっても確実に売値は下がりますし、住もうとしても気分が乗りませんよね。
ネズミが電気回線をかじりケーブルの中身がむき出しになった場合、まだ電気が通っている空き家の場合漏電を起こす可能性があります。
空き家は掃除が頻繁に行われる訳ではありませんから、ゴミやほこりが溜まっています。そして季節によっては非常に乾燥している場合もあります。
電気回線がショートし、火花が散り、ゴミやほこりに引火してしまったら火災になってしまうかも知れません。
ネズミは多くの病原菌をもっています。サルモネラ菌やモニリフォルミス菌、ペスト菌など挙げればキリがありません。
ネズミ自身にも沢山の病原菌がありますが、他にも糞や尿が空き家の至る所にまき散らされるのです。どれだけ不潔か、ちょっと想像しただけでも分かるのではないでしょうか?言うまでもなく、臭いも相当なレベルです。
空き家に行かなければそれらの汚れや病原菌と縁がないかも知れませんが、間違いなくそのままでは住めない家になってしまいますし、売却するとなっても大幅に価値を下げてしまうだろう事は想像に難くありませんね。
空き家のネズミ対策についてですが、これは大きく分けて2つしかありません。自衛か信頼できる他者に委ねるか、です。
ご自身で空き家のネズミ対策をする場合、ホームセンターなどでネズミ対策グッズが販売されていますから、それを空き家に仕掛けます。比較的安価な値段でネズミ対策ができるでしょう。
ただ、その場合当然ですが、ご自身でネズミの死骸を処理したり定期的に罠を代える必要があります。また、多くの病原菌を持っているネズミと戦う訳ですから、健康面でも望ましいものではありません。
空き家のネズミ対策を信頼出来る他者に委ねる場合、まず親しい知人や親族にお願いするというのが思い浮かぶのではないでしょうか?それもひとつの選択肢だと思います。
そのような方がいない場合や「ちょっと後々お礼とかで面倒臭そうだな」という場合は空き家管理サービスを利用してみてはいかがでしょうか?
プロの業者に空き家管理を任せる事が出来るのです。ネズミ以外の空き家の問題が分かる場合もありますし、空き家のどこを直せば資産価値が高まるか等といった相談も受け付けている業者もあります。
弊社でも空き家管理サービスを提供しております。空き家のチェックについては無料でやらせて頂いております。ネズミ対策ももちろんバッチリです。