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  • 空き家の火災は誰の責任?火災保険には入っておくべきなのか?

    2018年5月29日 21時36分35秒

    テーマ:空き家

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    人の住んでいる住居とは違い、空き家は色々な意味で適当になってしまいがちなものです。しかし、たとえ人が住んでいない状態で空き家であったとしてもこれだけは気を付けて欲しいというものがあります。

     

    それは「火災」です。

     

    空き家が朽ちようと、壁に穴が空こうと、ペンキが剥がれようと、それはその空き家の価値が下がるというだけで話が済む問題です。(もちろん、そうならない方が良いに決まっていますが・・・)

     

    しかし、火災となると話は別です。空き家から出火し、周りの家に燃え移ってしまった場合大変な事になります。他人の家を燃やしてしまうかもしれませんし、思い出の品を奪う事になってしまうかも知れません。死者が出たり、身体に火傷の痕が残ってしまうかも知れません。

     

    そうならない為にも普段から最低限の備えはしておいて欲しい。今回はそんなお話です。

     

    空き家の火災は誰の責任なのか?

     

    空き家の火災は誰の責任なのか?

     

    空き家で火災が起きる事は決して珍しい事ではありません。誰も住んでいないのですから、万が一どこかで出火したとしても気づくのが大幅に遅れてしまいますし、不審者が放火しないとも限りません。ネズミが配線をかじってショートして出火原因となる事もあります。乾燥した季節にはその危険性は更に高まりまるのです。

     

    万が一、空き家が火災になってしまい、近隣の住宅に被害を与えてしまった場合、責任を負う必要はあるのでしょうか?

     

    日本には失火法という法律があり、たとえ火事が起ってしまったとしても、それがその人の故意や重過失で無ければ責任を負わないという事になっています。ですので、普通に生活をしていて火事が起った場合はよほどの不注意で無い限り責任は負わないケースがほとんどです。

     

    しかし、空き家を何年も放置している場合、必ずしも何の法的責任も問われないとは言い切れません。

     

    また、仮に法的責任が問われなかった場合でも、ご迷惑をおかけした近隣住民の方々にはお詫びをするのが人の道です。その費用もタダという訳にもいきませんので空き家の火災はリスクとして捉えておくのが賢明ではありますね。

     

    空き家は火災保険に入っておくべきなのか?

     

    空き家は売るなり、貸すなりして活用するべきです。何かの事情でしばらくの間それが出来ず、空き家のままにしておかなければならない場合は出来る事なら火災保険に入っておくべきでしょう。

     

    実際に空き家の火災は少なくないですし、火災保険は保険料というコストはかかりますが、万が一の際に全てが水の泡になってしまうリスクを軽減する事が出来るからです。

     

    ただし、空き家が火災保険に入る為には一般の住宅よりも少しハードルが高い事が多いです。いかにもボロボロで朽ちかけているような空き家は、色々な意味でリスクが高く保険会社としても保険を引き受けたくないというのはイメージがつきやすいですよね。

     

    空き家が火災保険に入る為には普段からある程度は掃除をし、綺麗にしておく必要があります。管理をしておく必要があるのです。空き家の火災の原因は色々ありますが、その多くは放火です。綺麗に管理されている空き家の方が方が放火されるリスクは低いのは分かりますよね。

     

    火災保険によって担保されるのは、あくまでも自分の空き家ですが、火災保険に入る為に空き家の管理をしっかりとしておく事で、周りの家などに火が延焼してしまった場合に「重過失」として法的責任を問われるリスクを減らす事が出来ます。

     

    管理がしっかりされている空き家から出火するのと、完全に放置を決め込んでいるような空き家から出火するのでは責任の大きさが違います。当然、後者の方は重過失という事で法的責任を追求される可能性は大きいです。

     

    火災保険金が入るという事であれば、そのお金でご迷惑をおかけした近隣のお宅への「道義的責任」も果たす事が出来ましょう。

     

    自分の保身の為という事ではありませんが、色々なリスクを考えると空き家にもできる限り火災保険はかけておくべきでしょう。(そうでないのであれば、貸すなり売るなり活用するなり活用していくべきですね。)

     

    終わりに。

     

    空き家の火災について色々お話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

     

    空き家だからと言って放置を決め込むのは得策ではありません。ちょっと億劫であったとしてもしっかり管理をし、活用していくべきですし、出来れば火災保険もかけてしっかりと資産の防衛をしていくべきです。

     

    空き家の状態や立地条件にもよりますが、空き家を活用したいというニーズは確実にあります。空き家は金の卵を産んでくれる資産となりうるのです。

     

    車の管理をせずに放置する人はいませんよね?バイクや自転車も同様だと思います。株や外貨も評価額のチェックが欠かせません。同じように空き家も管理が必要なのです。そして、上手く活用する事が出来れば大きなメリットを生み出してくれるのです。

     

    弊社では相談無料で空き家に関する相談を受け付けています。お一人で悩んで解決しない事もプロの視線で見れば何か解決策があるかも知れません。よろしければ検討してみてくださいね。

     

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